2015年12月2日水曜日
和装(着物)動法
回転動法を、和装(着物)用に
つまりは、女性版に作ってみました。
短めの扇子や組み紐のようなものを持って
可能であれば、和装、無理ならばスカート等で
両膝を付けて回転します。
理想としては最終段階で、
膝および踵カカトもつけて、回転するのが目標です。
回転するごとに、腰は低く沈んでいくのが要点です。
腰高になったり、腰の反りが無くなってくるようだと
修正しないといけません。
足裏は床に着き、すり足のまま回転します。
沈むごとに丹田に中心点がまとまるように
進んでいきます。
出来るようになったら、
次に手のひらを返しながらの手踊りのような
第2段階の和装回転があります。
2015年10月19日月曜日
2015秋の操法を組み立てる
身体気法会のHP、ブログの季読み帖にて、公開した「二側の
季節」のポイントを活用して操法と体位法を組み立ててみる。
※手前の部分が邪魔で見ずらく申し訳ありません
もともとはこの時が9月の中旬で、季節のポイントを観つけつつ
組み立てていったもので、1ヶ月を経てもなお有効で、10月の
中旬の今は、二側の呼吸器系の痞えが目立ち始めていて
喉から始まる呼吸器の風邪が流行りはじめています。
①足首、前面のポイントを掴まえつつ足の開き、立膝の角度等を
探りながらお腹の「硬いポイント」を狙って「位置」を見出す。
②足の位置を見出すときにも、コンパスとした膝下の急処を
活用し、脇腹の上部、裏側腹に響くよう足を内側に閉じるか
開くかを観つける~開きで擦り上げるか、閉じで擦り上げる
かで、その逆を取る
②-2観察者の観ている位置は、下頸(肩から首への中間あたり
の血行の急処)で、脳の血行、脳から下がってくる血流の痞えを
観つける処です。
③体位を取り、ポッと抜く。
※対位法を組み立てているところ
①上記の操法と同じ要領で、これは一人で体位を取り
行気法として活用する方法を探っています。
②摺り足で上げ、膝を決め、腕の開きで裏側腹の発散を
促進させています。
③型が決まったら、しばらくそのままで行気します。
その後、くの字に曲げた足を使い、少しショックを使って
詰めを決めておきたいところだったのですが、
失敗しています。、、、、
(こののち、足の指のどれかに手の指を引っかけて
引き上げてスパッと離すという決め押しが出来上がり
ました~季読み帖に紹介)
2015年7月12日日曜日
梅雨の操法~2015
2015年5月27日水曜日
春の2種体勢の操法
これは、5月の半ばの体勢の修正操法です
すでに2種的な体勢が濃くなっており、
頭の緊張過度が抜けない体勢となっています。
2種体勢とは、脳神経の連絡が遅鈍して
頭の中のあちこちで連携不全となった状態で
個々の解決されない「気がかり」が何一つ
改善されないまま、ごろごろと山積みとなって
頭の中で吹き溜まっているような状態です。
当人としてみれば、「気がかり」ばかりで
眠れず、かといって気持ちも沈み、妙案など
まったく見つからず、終始ぼおおとした状態で
不安と焦燥感だけが先走るという、非常に苦しい
状態なのです。
4月の終わりころから5月の初めにかけて
足裏の重心は、徐々に踵(かかと)から
足裏の側縁に転移していました。
この第5指の中足骨の下縁から踵までの外側の縁に
鬱滞点である「硬結」が見つけられます。
画像が小さくて見づらい場合はyoutubeにて↑ご覧ください。
以下、記事は続きます。
2015年5月11日月曜日
初春の身体を整する
今季は、春の蠢動ともいうべきかっきりとした節目が
判りづらい、おとなし目の季節の変わり目であったこともあり
上胸部の春らしい鬱滞が下半身に繋がりにくい状況だった
のです。
通常であるなら、これから消化器がぐんぐん活発に活動し
はじめ多くの問題が下肢に現われるのですが、
この春の初めの身体は上半身と下半身がバラバラな状態で
お互いに引っ張り合いをしながら、グダグダな感じで
春の身体への移行を進めようとしています。
2月の終わりの身体への対応です。
春の始まりの身体の痞えを観つけて対処しようとしています。
①まず、上肢のどちらかを選択します。
肩の穴の気の通りであるとか、頸椎部からの流れなどから
どちらかを選びます。
②指の振れを観ています。
まず末端の指などに鬱滞状況が表われるのです。
ツンと弾いてみて動きの鈍いもの、返りの悪い指を
観察し、その指からラインを見通します。
③ラインの道筋から鬱滞ポイント(中継ポイント)を
見出します。
各ポイントの処を遡っていくと、胸椎の出だし点が
見つかります。
④この方の場合、胸椎2、3番に入りました。
この上肢の痞えを、指の股をつまんで引っ張ることで
抜くのです。
上手くいくと、出だし点である胸椎にまで及びます。
※指の股 →
http://kiyomi-kihou.seesaa.net/article/413767469.html
⑤指の股つまみは、かなり痛いのです。
それを引っ張るのですからさらに痛い、、
しかし、この方のように胸椎部にまで及ぶことは
難しいのです。
それは、邪魔をし、飛んでしまう処があるからです。
この方の場合、それを逆側の肩を寄せることで
繋げられたのです。
⑥胸椎部への働きかけをした後は、頸椎をたどり、頭部へと
上がっていくラインを観ていきます。
頭部の前側上部にツノが出来ています。
(頭部第2調律点のやや、斜め上あたりです)
これを確認し、ここに連動する耳の上にある頭骨の穴の
縁の硬張り~分厚い感じ~を観つけます。
⑦この耳の上のフチの硬張りを弛めます。
型としては、頭部第2のあたりのツノと合わせるように
フチの硬張りを情報に上げて抜くのです。
⑧しかし、これがなかなか上手くいかない、、
頸椎と肩の捻れが引っかかっているのです。
この連動を邪魔する突っかかりを方向性と型で
焦点を掴むことで集注密度を亢めて施法するのです。
⑨頸椎の偏りが上手く掴みにくいようです。
非常に微妙であり、難解なのです。
これには習熟と感応密度とラインの明確な把握
が必要になるのです。
⑩上胸部の痞えをひとつ取り除くと、頭頂部からの
気の発散はスムーズになり、下半身への繋がりが
生まれてきます。
ラインを見つける ~ラインとは何か
身体には、ラインと云うものが描かれています。
ラインは、季節の変化に呼応して
エネルギー分散の鬱滞に伴い、その系統の筋道を生むのです。
さて、この方のラインは何処にその道筋を描いて
いるでしょうか、、、?
ここ(下図)にラインが生まれています。
この初春の上肢の痞えが現われているのです。
さて、どこに、どのように描かれているでしょうか、、。
~画像によって、何故
痞えた部分、エネルギーの不全が読み取れるのか、、
これは何とも、答えようがありませんが
実に大まかに、しかし的確に道筋が浮かび上がっている
のです。
このオレンジのラインが、上肢の痞えたラインです。
第5指(小指)の根元付近から手首、
肘にひとつポイントがあり、肩の三角筋前部に
落ちて、肩甲骨周辺に回りながら
胸椎8番辺りに入っています。
これには裏のラインがあり、腕の内側に回りながら
鎖骨窩、そして胸骨の3、4枚目の溝辺りに入って
います。
この裏のラインとは何かと云うと、表のオレンジのラインの
ポイントやラインそのものを決定づけている「鈍り」の
鬱滞し、奥に隠れている原因のラインであると云えます。
これらは呼吸器の疲労が上肢(腕)に痞えており、
最終的に胸椎7,8番に入ることから、胸骨の片側縮み等を
引き起こしているものだと考えられます。
この鬱滞域が、やがて春本番の気の上昇に伴って
頸部から頭部への流れを阻害する要因となっていくのです。
右半身の薄紫のラインは、今はまったく隠れて身体に
ストックされたままで、動いていない鬱滞ラインです。
しかし、この人の季節の変化である体勢の転移に常に
影響を及ぼしているであろう起因たる帯域といえます。
ここに触れても、ゆすぶっても、そのままでは全く何の反応も
示さない処で、ここを揺り動かし変化をつけるには
いくつかの迷路のような道筋と手順と機会を観つけなければ
なりません、、、。
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